解像度の話1【画像データ編】

印刷
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印刷物を作成するのに写真やイラストの画像データはつきものですが、適切な解像度を理解して処理されている方は少ないように感じます。正確な話になると長いし難しいのですが、解像度を理解するためのポイントがいくつかありますので、印刷側から知って欲しい情報を、なるべく平易に説明します。

はじめに:コミュニケーションの問題

お客さま
お客さま

このパンフレット印刷に使う写真データ、解像度どれくらいがいいんですか?

印刷屋のワシ
印刷屋のワシ

(ものすごく細かく言いたいのを全部端折って)だいたい実寸のとき350dpiでお願いします

…というようなやりとり、何度やったことか。明らかにこれ、受注側の印刷屋が説明不足なのですが、だいたいにおいて、説明する暇どころかもうとっくに印刷機回してないと納品できないレベルの納期設定だったりするのです。発注側も受注側も、相手のスキルというか理解度がどの程度かというのは、一、二度電話でやりとりする程度で判断しなくてはならないことが多く、どうしても安全マージンをとった仕様を伝えざるを得ません。お急ぎの仕事ももちろん可能な限り対応しますが、よりよいものを作るための細かいやりとりはどうしても犠牲になることをご理解ください。

「解像度」を扱う3つのポイント

「画像のデータ」を、「PCでレイアウト処理」し、「印刷機などで出力する」という流れのとおり、

画像データが持っている解像度の情報

PCで処理をするアプリケーションプログラムでの解像度の情報

最終成果物を出力する印刷機での解像度の情報

という、大きな3つのポイントがあります。それぞれに「解像度」という言葉を使用するのですが、分けて考えていきます。

画像データが持っている情報

写真に代表される、いわゆるビットマップ画像データの情報は、主に以下の3つがあります。

画素(ピクセル)1つ1つの色の情報
画素の縦と横の数の情報
画素の大きさの情報

他にもファイルサイズやデータタイプや色の基準や補正値のデータなどを持っていますが、今回は省略画素(ピクセル)についても、色々解説があって混乱する要因なのですが、ひとまず

「画素(ピクセル)=PCで写真をめっちゃ拡大表示すると見える、単一の色の四角」

と認識しておいてください。違う色の点が集まって、離れて見ると絵柄が見えてくる、点描的なやつのひとつひとつの点のことです

画素(ピクセル)1つ1つの色の情報

デジタルデータでは、色の情報を、「R100G50B180」みたいな形で持っています。この情報が多ければ多いほど、表現できる色の数が増えます。8ビットカラーとか24ビットカラーとかいうのはこの情報のことで、8ビットカラーだと256色しか色の表現ができないけれども、24ビットカラーだと最大で1677万7216色表現できる、とかそういう情報です。

ちなみにR100G50B180はこんな色です

画素の縦と横の数の情報

平面の画像を表現するわけですから、「横に何ピクセルあるか」と、「縦に何ピクセルあるか」という情報を持っています。ちょっとくどいのですが、ここはあくまでピクセルの数だけの情報です。

画素の大きさの情報

たとえばWindowsのBMPというファイルの場合、ピクセル/メートル、1メートルあたり何個ピクセルが入る大きさか、という情報を持っています。ちょいと方眼紙を想像していただきます。1mmごとにマス目がある方眼紙は、「1000ピクセル/メートルということになります。これが2mmのマス目だと「500ピクセル/メートル5mmのマス目なら「200ピクセル/メートルといった具合です。

ここまでの注意点

画像データは、画素(ピクセル)の数の情報と、大きさの情報を別に持っている。

実際の大きさは①<②<③となるのですが、ピクセルの数が多いのは①>②>③です(ピクセルの数が多いということは、データ量が大きくなります)。解像度とピクセルの数の情報を別々に持つことで、細かくてきれいだけどサイズが小さい画像や、サイズが大きいけどなんかカクカクしてる画像が出現してしまうわけです。

お客さま
お客さま

それはいいんですけど、今回の写真のデータはどうすれば…?

G3
G3

ごめんなさい。続く。

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